• 眼瞼黄色腫とは
• 眼瞼黄色腫の原因
• 眼瞼黄色腫の特徴
• このような方におすすめ
• 施術の流れ
• 施術について
• よくある質問
• 料金

眼瞼黄色腫とは

眼瞼黄色腫（がんけんおうしょくしゅ）とは、瞼にできる黄白色をした良性の皮膚腫瘍です。
脂質が皮膚に蓄積する事で起こる皮膚疾患ですが、中高年以降の方、特に女性に多く約70％が上眼瞼部に発症しています。

原因の多くは皮膚にコレステロールが蓄積することで起こり、高脂血症（高コレステロール血症）が原因となっていることが多いのですが、そうでないケースもあります。
その為、脂質代謝異常や高コレステロールに対する治療も大切になります。

眼瞼黄色腫は痛みを伴わないことが多いですが、見た目の問題や大きくなる事で圧迫感を引き起こすことがあります。
治療方法は、外科的切除法や液体窒素法、レーザーによる治療など様々ありますが、当院ではエルビウムヤグレーザーを使用した治療を行なっております。

眼瞼黄色腫の原因

眼瞼黄色腫の原因は、悪玉コレステロール（脂質）にあると言われています。
主に脂質異常症や高脂血症の方に発症しやすい傾向にあり、脂質を取り込んだ細胞が皮膚の真皮層に蓄積する事で黄色腫が発症します。

眼瞼黄色腫は「高脂血症」と呼ばれる、血液の中に脂肪が増えすぎてしまう疾患を抱えている方に発症する傾向にあります。しかし、眼瞼黄色腫を発症した人全員が高脂血症であるというわけではありません。
体内の脂質だけでなく、刺激や炎症により血液中の脂質が増加することで眼瞼黄色腫になる事もあります。

眼瞼黄色腫の特徴

• 上まぶたを中心に黄白色の膨らみ
• 境界明瞭な扁平隆起
• 皮膚の脂質代謝異常で、脂質を取り込んだ細胞が集まり蓄積した状態
• 痛みかゆみなどの自覚症状はほとんどない
• 良性の皮膚腫瘍で、目の周囲に発生しても視力や視野に影響はない
• 左右対称性に発生する事が多い
• 大きくなると下眼瞼にまで広がることもある
• 高脂血症が関係している事が多い
• 稀に妊娠時に発症し、出産後に自然に消退する事もある

眼瞼黄色腫の治療方法

①エルビウムヤグレーザー

②切除法

③内科的治療
　※当院では行っておりません

④液体窒素療法
　※当院では行っておりません

このような方は当院での治療がおすすめです

• 目の周りにできた黄色腫が目立って気になる方
• 他院で治療を断わられた方
• なるべく黄色腫を綺麗に除去したい方
• 皮膚へのダメージを最小限に抑えたい方
• エルビウムレーザーでの治療をご希望の方
• 経験豊富な医師に治療を受けたい方

当院はエルビウムヤグレーザーでの治療を取り入れています

エルビウムヤグレーザーは炭酸ガスレーザーに比べて約10倍も水分に吸収されやすいため、低いエネルギーでも皮膚中の水分にしっかりと吸収されます。
熱の拡散が少なく、周りの組織への影響を最小限に抑えて、ターゲットとなる組織をしっかりと蒸散させることができます。

当院では、ホクロを除去する場合も同じエルビウムレーザーを使用していますが、ダウンタイムも短く傷跡の治りが早くきれいな仕上がりになります。

エルビウムヤグレーザーで黄色腫除去を行った場合、治療後は患部が凹んだ状態になりますが、軟膏と保護テープを使用し、少しずつ皮膚を再生させていきます。
個人差がありますが、3ヶ月ほど経過すると皮膚も盛り上がり、赤みも落ち着いてきます。
皮膚が赤い時期や炎症性色素沈着が出る期間は、紫外線予防などをしっかりと行う事が大切です。

施術の流れ

医師の皮膚診察・治療内容（エルビウムレーザー治療）の説明を行います。
心配な点や分からないことなどは何でも医師にご相談ください。

治療内容にご納得されましたら当日治療まで可能です。
メイクをされている方は部分的にメイクを落としていただきます。
カルテ保存の為にお写真を撮影します。

局所麻酔を行い、エルビウムレーザーを使用し少しずつ丁寧に黄色腫を削っていきます。
治療後は出血しやすい為、止血が完了したらご帰宅となります。
治療後、照射部位は軟膏を塗布し医療用テープで保護します。
紫外線をしっかりカットできるため、安心して治療を受けていただけます。

通院の必要はございませんが、経過が心配な方は検診をご案内しております。
ご不安な事や心配な事がありましたら、いつでもお気軽にクリニックまでご連絡ください。

施術について

よくある質問

眼瞼黄色腫はエルビウムレーザーで治療できますか？

当院ではホクロやイボの治療で使うことがほとんどのエルビウムレーザーですが、眼瞼黄色腫の治療においても使用可能です。

眼瞼黄色腫の治療にエルビウムレーザーを勧められました。炭酸ガスレーザーとは何が違うのでしょうか？

エルビウムレーザーは炭酸ガスレーザーよりもターゲット組織に含まれる水分に吸収される度合いがはるかに高いため、周囲の健常組織への熱損傷が少なく、その結果として対象物をより綺麗に削れたり、傷の治りが早かったりするのが特徴です。

眼瞼黄色腫は、まぶたの皮膚のかなり深いところにまで及んでいるケースが多く、しっかり取ろうとすると必然的に皮膚を深く削ることになります。
正確に削ったり、治療後の治りの良さという点においては炭酸ガスレーザーよりもエルビウムレーザーに軍配が上がると言えます。

眼瞼黄色腫は切除とエルビウムレーザーとでは、どちらがいいですか？

簡単に言えば、大きければ大きいほどエルビウムレーザーでの治療が適応となりやすいです。
大きい眼瞼黄色腫を切除しようとすると、どうしても皮膚が足りなくなって突っ張ってしまったり、目元の印象にまで影響を与えてしまったり、などの弊害が生じてしまいます。

小さくて取りきれそうなサイズ感であれば切除で、広い範囲にまで及んでいるものはエルビウムレーザーの治療になりやすい、とお考えください。

保険診療の皮膚科でエルビウムレーザーを勧められました。こちらのクリニックで治療を受ける事はできますか？

はい。当院ではエルビウムヤグレーザーによる眼瞼黄色腫の治療を行っております。
最近は皮膚科医からの紹介を受け、当院に相談に来られる方が多くなっています。
経験豊富な医師が担当しますのでご安心ください。

1回の治療で完全に眼瞼黄色腫は治りますか？

眼瞼黄色腫は再発しやすいと言われています。理由としては黄色腫が皮膚の深い部分に及んでいる事や体質的な脂質代謝異常が関与している為です。
万が一再発しても治療は問題ありませんのでご安心ください。

エルビウムレーザーの治療後、痛みはありますか？

治療前に局所麻酔を使用します。レーザー治療中の痛みはありませんのでご安心ください。痛みに弱い方は麻酔クリームなど併用する事も可能です。（別途費用）
治療が終了し麻酔が切れてくると、ヒリヒリとした軽度の痛みを感じる方もいらっしゃいます。

治療後にすぐにメイクや洗顔はできますか？

治療後すぐの当日の目元メイクや洗顔はお控え頂いております。翌日以降は患部をこすらない様に注意をしながらの洗顔は可能です。
患部のメイクはテープ保護がとれ、皮膚が上皮化するまではお控えください。

治療の傷痕は残りますか？

エルビウムヤグレーザーは炭酸ガスレーザー等に比べて熱損傷が少ない為、目立つ瘢痕にはなりにくい治療です。
しかし完全にリスクがない治療ではありませんので、治療には十分なご理解が必要です。
治療直後は赤みや色素沈着が生じますが、数ヶ月かけて少しずつ目立たず、落ち着いてきます。

黄色腫はコレステロールと関係がありますか？

眼瞼黄色腫は脂質異常症を合併している事が少なくありません。
治療を行う上で、血液検査や脂質代謝管理なども大切ですので、内科への受診もおすすめしております。

料金表

※麻酔代・お薬代として22,000円が別途必要です。
※3ヶ所以上治療をご希望の場合は割引あり

※表示価格はすべて税込です。