リストカット(傷跡修正)皮膚切除の症例紹介

当院にはリストカットやアームカットなど傷に悩んでご相談にくる患者様が多くいらっしゃいます。
刻まれた傷はとても痛々しく見えるのですが、その方にとって傷はつらい時期を乗り越え今日まで生きた証でもあると同時に、過去の自分から新しい自分に変わる為に必要な傷でもあった。。とも言えます。
傷は消すことはできませんが、横の傷を縦の1本に変える事でリストカットの傷ではなく骨折やなんらかの外傷で出来てしまったような「別の傷」に変える事ができます。もちろん傷の幅によっては一度の手術で切除する事に限界はありますので、まずは担当医の診察が不可欠です。
当院ではほとんどの症例を形成外科医である大川院長が手術を担当します。傷の大きさや幅を丁寧に計測し、一度で除去可能か、また数回に分ける必要があるのかなどをしっかりと診察していきます。

今回の患者様は家族の方と十分に話し合いを重ね、カウンセリングを受けて手術を決められた方です。
傷幅が4センチ前後ある為、一度の手術では切除不可能と診断。まずは可能な限りの範囲を切除する事となりました。(切除範囲のデザインは患者様に確認して頂き、ご納得されましたらお手術を開始します。)
2回目の手術は皮膚の状態を見ながら約半年程期間をあけてとなります。

治療前 抜糸前 抜糸後

施術名:皮膚切除縫縮法
治療時間:約3~4時間前後
治療経過:腫れ・皮下出血・浮腫み約3~4週間
副作用:皮膚のツッパリ 一時的な感覚低下 軽度の神経障害 傷の瘢痕 ケロイド 感染等
治療費用:907,500円(税込)

手術の流れは、まず切除範囲を計測し丁寧にデザインを行います。一度で可能な範囲は、その方の皮膚の状態や傷の位置によっても異なります。デザインを確認しご納得されましたら、局所麻酔を行い手術が開始となります。お手術時間は約3時間半と長丁場となりますが、先生や看護師が常にお声かけを行いますのでご安心ください。
手術後はガーゼと包帯で圧迫し患部の安静や腫れを抑制するための三角巾を腕に吊ってご帰宅頂きます。
抜糸は約14日後となります。その間は激しい運動は避けて日常生活を送るようにご指導させて頂いております。
治療直後はかなり皮膚が突っ張り手先に力が入りにくい事もありますが、時間の経過と共に少しずつ落ち着きます。

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