ケミカルピーリングって?

そもそも「ケミカルピーリング」ってどんな意味?

そこそこ美容医療としては知れ渡っている「ケミカルピーリング」ですが、そもそもの言葉の意味ってご存知ですか? 「chemical(ケミカル)」は科学薬品という意味があります。「peeling(ピーリング)」は皮むきという意味があります。「科学薬品を使って皮をむく」という意味になりますね。 美容医療っぽく言えば、「薬剤を使って皮膚の古い角質を取り除き、皮膚のターンオーバーを正常化して、肌トラブルを改善する治療法」になります。

「皮膚のターンオーバー」はご存知ですか?

ターンオーバー

人間の皮膚の中で、目に見える表皮は薄さが約0.2mmです。わずか0.2mmなのですが、なんと4層に分かれています。外側から角質層→顆粒層(かりゅうそう)→有棘層(ゆうきそう)→基底層(きていそう)の構成です。 この基底層で新しい細胞(皮膚)が作り出され、約28日間をかけて角質層の方にまで押し上げられてきます。で、最後は古い角質となり表皮からはがれ落ちていきます。そう、これをターンオーバーといいます。 「turnover(ターンオーバー)」は入れ替えという意味があります。スポーツでもターンオーバーって聞きますよね?ラグビーとか、アメリカフットボールなどでしょうか?攻守が入れ替わったりする際に使ったりしてませんか?(どうでもいいか、、、) 皮膚で分かりやすく言えば、日焼けでしょうか。夏に日焼けして皮膚が黒くなっても、秋口頃には黒くなくなっていますよね?これって皮膚のターンオーバーによって皮膚が新しく入れ替わっているからです。

ターンオーバーが乱れると肌トラブルに

常に皮膚が正常にターンオーバーしていればいいのですが、そうもいきません。 加齢、紫外線、ストレス、食生活、喫煙、睡眠不足などの多くの要因により、ターンオーバーは乱れます。ターンオーバーが乱れると、古い角質が表皮に蓄積してしまう事態に。この古い角質の蓄積が、シミやシワ、毛穴の詰まりやくすみ、ニキビを引き起こすなどの肌トラブルの原因になってしまいます。 このターンオーバーを正常化して、肌トラブルを改善し、美肌になりましょうという治療が「ケミカルピーリング」になります。

ケミカルピーリングで改善できる肌トラブル

ケミカルピーリングは、使用する化学薬品(薬剤)によって、効果が異なり改善できる肌トラブルも様々です。

  • シミ
  • 肌のくすみ
  • 毛穴の黒ずみ
  • 毛穴の開き
  • ニキビやニキビ跡
  • 肌のざらつき
最近だと、
  • 小ジワ
  • 肝斑
  • 肌の潤い
  • 肌のツヤ
などを改善するケミカルピーリングの種類が出てきています。

ケミカルピーリング薬剤と種類

ケミカルピーリングの薬剤と種類を当院で採用している薬剤を中心にご紹介します。

グリコール酸ピーリング(フルーツ酸ピーリング)

グリコール酸は、ケミカルピーリングの代表的な薬剤です。フルーツ酸(AHA)ピーリングとも呼ばれます。フルーツ酸と呼ばれるのは、サトウキビやパイナップルにもともと含まれている成分だからです。肌の素早く吸収され、角質を除去してくれます。

サリチル酸マクロゴールピーリング

サリチル酸は、グリコール酸よりも強く作用する薬剤なので効果も高いのですが、いかんせん肌への刺激が強すぎるという欠点がありました。サリチル酸マクロゴールピーリングは、このサリチル酸にマクロゴールという成分を配合することで強い刺激を抑えつつ、毛穴の詰まりやニキビ治療の肌トラブルを改善できるように作り出されたピーリングです。当院ではこのサリチル酸マクロゴールピーリングを採用しています。
サリチル酸マクロゴールピーリングのご紹介

マッサージピール

当院で採用しているケミカルピーリングの一つでは「マッサージピール」があります。
マッサージピールは「TCA=トリクロロ酢酸」などの成分が配合されたケミカルピーリングで、コラーゲンピールとも呼ばれます。
他のケミカルピーリングと異なるのは、従来のケミカルピーリングは皮膚に塗布し、表皮に作用するものでした。ところがこのマッサージピールは皮膚の真皮層に作用するものになります。表皮ではなく皮膚の奥である真皮層に作用して、コラーゲン生成を手助けすることで肌に潤いやハリをもたらす新しいピーリングとして注目されています。
マッサージピールのご紹介

ピーリングは医療機関で行うことをオススメします

ピーリング剤は市販品でもありますよね、「ピーリング作用があります」とかの売りで販売されていたりもします。今まで説明してきたようにピーリングは皮をむくことです。
なので使い方を間違えれば、肌トラブルを改善するどころか逆に悪化させてしまうこともある治療です。
さらに、効果の面においても市販品は薬剤の濃度は低くなります。医療機関で取り扱える薬剤の成分濃度とはかなり違いがあります。当然、効果にも差がありますよね。
改善したい肌トラブルによって適切な薬剤も異なってきますので、きちんと診断を受け、間違いのない薬剤選択や治療そのものを行う上でもピーリングは医療機関で受けることをオススメします。

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